W.& L.T. "1998ss Gaze Swiching L/S Tee"

SOLD OUT

Brand : W.& L.T.
Item : 1998ss Gaze Swiching L/S Tee
Color : Faded Navy
Fabric : 100% Cotton
Size : S
Condition : used
made in Italy

肩幅/SHOULDER WIDTH 42cm
身幅/WIDTH 54cm
着丈/LENGTH 60.5/73cm (前後)
袖丈/SLEEVE LENGTH 63cm
多少の誤差はご容赦ください

W&LT 1998 S/Sの異素材切替ロンT
ウォルトの中では比較的控えめなデザインで、
こちらは一見普通のロンTのように見えますが
Tシャツに使われる天竺カット素材は前見頃のみで、後見頃、袖、フロントのカンガルーポケットが楊柳の様なシワ感のある同色コットンガーゼで切替
ガーゼ使いによりSeditionariesのムスリントップなどPUNKを想起させます。

またエポーレット(肩章)は高密度コットングログランで切替られており同色ですが異なる素材を3種使用した非常に凝った作りです。
肩章のボタンはウォルトのスローガンである「KISS THE FUTURE(未来にキスを)」の刻印が入ったオリジナルのプラスティックボタンを使用。
ネイビーカラーと相性の良いブラウンカラーにもセンスを感じます。

フロント、バックにはそれぞれラバープリント
98ssコレクションにてプリント、ネック、型違いで展開されてました。
当時 HIDEさんやHYDEさんなどよくウォルトのアイテムを着用しており、こちらのプリント違いをHIDEさんがロケットパンチという番組で着ていました。

25年以上前のアイテムですので全体的に色褪せしておりますが、ヴィンテージスウェットに見られる茄子紺の様な絶妙なフェード感やガーゼの素材感によるPUNKのエッセンスにより加工によるデザインの様なニュアンスで着ていただけるんじゃないかと思います。

近年のアーカイブブランド再評価によりW&LTも高騰しておりますが、球数が多くなくあまり出回っておらず特に90年代のアイテムは現存するアイテムも少なくなってますのでこの辺のアイテムを見つけるのは難しくなってきている印象です。
ビッグシルエットに飽きた方、当時の裏原やモードを体感していないZ世代にも刺さるんじゃないかと思います。

下記YouTubeから当時の98ssのコレクション見れます。
W.& L.T. Summer 1998 『A Fetish for Beauty』
https://youtu.be/wyZa4svmuiw
踊る演出、レイブカルチャーやLGBT的の多様性も取り入れたような当時には早過ぎる前衛的なアプローチのインスタレーションは今見ても色褪せないですね。

コンディション
全体的に色褪せがございます。
傷やダメージ等はございません。
---------W.&L.T.---------
ベルギー ブレヒト出身のウォルター ヴァン ベイレンドンクは世界有数のデザイナーや美術家を輩出する名門アントワープ王立芸術アカデミーファッション科を卒業
・1986年 アントワープ王立美術アカデミーのファッション科を卒業した6人が、
ロンドンコレクションのブリティッシュデザイナーズショーに自身のブランドを率いて参加
(この時の6人は後に後にアントワープシックスと呼ばれる、マルタンマルジェラ、ドリスヴァンノッテン、ダークビッケンバーグ、アンドゥムルメステール、ウォルターヴァンベイレンドンク、ダークヴァンセーヌ)
・1989年 コレクションと同タイトルキングコングクックスというコミックをベルギー人アーティストのヤン ボーシャートのイラストで限定制作
・1993年 ウォルターの才能に目を付けた企業の支援により、W.&L.T. (Wild&Lethal Trash)をスタートしパリコレクションにて発表。
PUKPUK（パクパク）という愛称のキャラクターなどを使ったカラフルでアヴァンギャルドな洋服はパフォーマンス的要素の強いものでマルチメディアの注目を集め商業的に大成功を収める。
・1997年 U2のPopMart Tourの衣装デザインも手がける
・1999年 (2000S/S)までブランドW.&L.T.をパリコレクションで発表するが当時前衛的過ぎたウォルターのデザインに商業的大成を求める企業側とウォルターのクリエーションの意見がマッチしなくなりデザイナーを降板
これがラストコレクションとなった
(ウォルターは裁判も起こすが敗れ、W.&L.T.のブランド名を使用できなくなる。その後もW.&L.T.というブランドは暫く続いたがその後の商品にウォルターは一切関与していません)
・2001年 自身の名前を冠したブランドウォルター ヴァン ベイレンドンクを立上げ
パリコレにて発表
この服はアントワープにあるウォルター ヴァン ベイレンドンク自らの出店する店『ウォルター』でのみの販売という形態からスタート
同年、aestheticterrorists(エロティックテロリスト)というセカンドラインを開始

ウォルターの元でウィムニールス、ラフシモンズ、ベルンハルトウィルヘルム、瀬尾英樹などが研修、アシスタント等を経験
現在はアントワープ王立芸術アカデミーでファッションの講師として教鞭をとり指導者としても実績を残しており、。

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